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~女ひとりでインド・ネパール旅~

謎の道からゆくサランコットの丘とアーユルヴェーダ体験

2017/11/06  ポカラ(ネパール)
 
今日こそは美しいアンナプルナを見たい。
...と思いつつ、出発が9:00頃になってしまった。
 
あぁ、朝5時には自然に目覚めていた私はどこへ行ったのか。
 
今日は、アンナプルナの展望ポイント「サランコットの丘」を目指す。
 
フェワ湖の北側から、登山道に入る。
ガイドブックによると、ここから徒歩3時間との事。
 
この道かな?「Hill Top」って書いていあるし。
 

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いや、地図アプリに従うならこっちの道だ。
 

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9:30、平坦な道からトレッキング開始。
 

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彼に道を塞がれるなんて、久々で嬉しい。
 

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間もなく、通りすがりの住民に声をかけられる。
「そっちの道はディフィカルトだよ!戻って別の道から行った方がいいよ」と。
 
いやしかし地図アプリはこの道を指しているし、正規ルートがどの道なのかを私は知らない。
道を間違えているわけではないし、「デンジャー」じゃないなら別に構わないさ。
 
それに、ヒマラヤで24日間過ごした私にとっては「ディフィカルト」じゃないでしょう。
 
なんて、余裕綽々で忠告を無視する。
 
無視は...しない方がよかった。
 
目の前に、何度も大きな壁が立ちはだかる。
 

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これは、一番高い地点は私の身長と同じくらいの高さ。
 

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腕の力を使って、必死で登る。
 
ディフィカルトだったー!忠告聞いておけばよかったー!
 
だけど進んでしまったらもう引き返せない。
既に何個かの壁を登ってしまっていて、登るには登れたけれど降りるのは困難。
これ以上の高さの壁が現れません様にと願い、進むしかない。
 
正規ルートの入り口ってどれだったんだろうな。
帰りに確認するしかない。
 
それにしても、なぜ私はいつもいつも変な道ばかり歩いているんだろう。
いや、リサーチ不足が原因なんだけど。
 
今日はこんな困難に立ち向かうつもりなんて更々なくて、気軽なハイキング気分だったのに。
 
素肌を晒しているのは危険と判断して、長袖を羽織る。
暑くて汗ダラダラなのに。
 
30分ほど壁を登り続けて、ようやく普通の道に出た。
レストランもあるし車もあるから、変な道はここで終わりだろう。
 

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謎の植物がたくさん足にまとわりついているのを剥がす。
こいつら生きているんじゃないの?と思うほど、しつこくへばり付いている。
 
間もなくして、細い登山道に入る。
 

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途中で欧米人グループに遭遇して挨拶を交わす。
こういうすれ違い際の一時の交流、懐かしくて嬉しい。
 
しかし、汗ダラダラでとてもしんどい。
もしかしてヒマラヤトレッキングよりしんどいんじゃないのと思うほど。
 
ある人が私に言った。
「これからの冒険の為に、あなたはもっと強くなる必要がある」と。
 
そうだよね、これくらいで音を上げていては、私はこの先へは進めない。
 
山の中腹あたりで、開けた場所にでた。
 

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空にはたくさんのパラグライダーが舞っている。
 

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昨日私が来たのもきっとこの丘だったんだ。
あの時ジープで展望スポットも寄ってくれたらよかったのに。
 
また登り始める。すると、ネパリ女性とすれ違った。
「あと1時間で山頂で、そこからの景色は素晴らしいですよ」と教えてくれる。
 
あと1時間...。
ヒマラヤでそれを聞いた時は、「もうすぐそこだ」とテンションが上がったものだ。
それがここでは、とても長い時間のように感じる。
置かれている状況によって、「1時間」の感覚って全く違うんだね。
 
車道に出た。なんだか安心。
 

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少年が、パラグライディングの飛び立ちの練習をしていた。
「ママ見て見て~!」と言いながら。可愛いな。
 

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宿を出てから3時間後、ようやく山頂に着いた。
 
途中から、なんか嫌な予感がしていたんだけどね。
案の定、山脈には雲がかかっていた。
 

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はぁぁぁ。
 
早起きできなかった私が悪いんだけど。
7000m越えの山々だものね、雲も引っかかるよね。
 
ヒマラヤトレッキング中も、朝は晴れていても午後には曇る事がほとんどだった。
だから美しい星空なんて、24日間で2回しか見ていない。
 
だけど片道3時間の道のりを、リベンジする気持ちにはなれないな。
 
雲の奥に僅かに見える山の峰を眺める。
もしもあれがエベレスト山域ならば、私はリベンジをしたかもしれない。
だけど私は、目の前に隠れているあれらに特別な想いは抱いていないようだ。
エベレスト山域に惚れてしまったから、アンナプルナに浮気心は持てないみたい。
 
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さて、帰るとするか。
 
結局、正規の登山道がわからない。
また変な道に出てしまっても嫌だから、遠回りだけど車道沿いを気長に歩いて帰る事にする。
 
この道はこの道で、車の排気ガスと砂埃である意味辛いんだけど。
 
...と思っていたら、ジープに拾われてしまった。
歩いて帰れば片道2時間。
とくに面白いとは思えない道のりだし。
タクシーなら往復1200ルピー(1200円)のところ、レイクサイドまで200ルピー(200円)で送ってくれるという。
 
ジープは、30分ほどでレイクサイドに到着した。
あぁ、どうせなら往路で出会いたかったな。
 
 
一旦宿に戻り、シャワーで汗を流して着替えをする。
 
 
そして、アーユルヴェーダ体験をする事にした。
 
アーユルヴェーダについて、説明できるほど理解はしていない。
世界3大医学の1つで、自然エネルギーによっての治癒を目指す医学。
その一環として、オイルマッサージがある。
...と、たぶんそんな感じ。
 
街の北側にある、アーユルヴェーダ・ヘルスホームという施設。
予約もしていない飛込の訪問だったけど、快く受け入れてくれた。
90分の全身コースで、2,200ルピー(2200円)。
 

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ゆったりとしたBGMを聴きながら、全身をオイルでマッサージされる。
指の間から脇の下まで、くまなく手が入る。
 
う~ん、とても気持ちがいい。
 
アーユルヴェーダ、好きだな。カトマンズでもやればよかった。
 
本場インドでもやろうかな。
セキュリティーとか、大丈夫だろうか。
 
とてもスッキリした気持ちで施設を出る。
ポカラの町は、既に夜になっていた。
 
顔もオイリーだから、この時間に終わったのは幸いだ。