seamoon

ヒマラヤトレッキング6日目 これが旅人の一期一会(ジュンベシ→ブプサ)

2017/10/9  ヌンタラ(Nunthala)2194m→ブプサ(Bupsa)2340m
 
朝7:45、私たちはヌンタラを出発。
 
私がまだ部屋で準備をしている頃、老夫婦が出発するのを窓から見かけた。
私たちが出発した頃、まだ宿にはオランダ人親子がいた。
 
 
ディネスが「フォトスポットだよ!」というので見上げると、森林限界を超えた壮大な山の峰。
あぁ、美しい。ほぼ雲に隠れているけど。
 

f:id:tabi-kurage:20171102211131j:plain

 
カラ・パタールやゴーキョから見る景色は、もっと美しいんだろうな。
どんな気持ちになるんだろう。
意外にパシャパシャ写真を撮って終わりだったら切ないな。
 
 
途中で、ミュールに遭遇。
今日は荷物を背負っていないから、軽快な足取りで登ってゆく。
心なしか、生き生きしている様にも見える。
よかったね!
 

f:id:tabi-kurage:20171102211126j:plain

 
...と思ったのに、別の隊は重い荷物を背負っていた。
しかも最後尾のミュールが病気になってしまった様で、途中で荷物を降ろしてもらっている。
どうするのか見ていたかったけど、「今のうちに行こう」とディネスが言うので従った。
 
細い一本道でミュール隊に遭遇した場合、後ろに付いて歩いている。
そして、追い越せそうなタイミングが訪れれば追い越す。
 
だから、隊が止まっている今はチャンスなのだ。
 
しかし、最後尾が止まっていると前方のミュールたちも皆止まっている。
何か合図があるのかな。凄い連帯感だ。
 
(他の隊の)ミュールたちと共に橋を渡ることになった。
怖いから、彼らが渡り終わるのを待ってから渡る。
 

f:id:tabi-kurage:20171102211135j:plain

 
途中でお昼休憩。
料理が出てくるまで40分近くかかったので、周辺を散策する時間が十分にあった。
 

f:id:tabi-kurage:20171102211109j:plain

f:id:tabi-kurage:20171102211059j:plain

f:id:tabi-kurage:20171102211104j:plain

 
私、どこから来てどこに向かっているんだろう。...今どこだ。
 

f:id:tabi-kurage:20171102211051j:plain

 
ここでは、オランダ人親子と1人旅の男性2人と計5人でランチを食べた。
 
トレッキングも6日目になってくると、「やあ!また会いましたね!」みたいな事が度々起こる。
「友達」ではないんだけど、「ただの顔見知り」というほどよそよそしいものでもなく。
決して楽ではない同じ道のりを、それぞれのペースで歩いている同志のような。
 
特に私なんかは積極的に言語のコミュニケーションは取れないのだけど、それでも何だか楽しいんだ。
 
だけど、ここまででアジア人のトレッカーを一度も見かけていない。
カトマンズには、中国人観光客がたくさんいたんだけどな。
欧米人とネパール人とシェルパ族。そして私。
ルクラ以降の道のりでは、また違った顔ぶれになるんだろうか。
 
14:55頃、ブプサに到着。
 
今日は、初めて自分で宿を決めてみた。
今までは、何故かディネスが決めていた。
 
外観のインスピレーションで中に入ってみる。
室内は明るく清潔感もある。ホットシャワーもある。
 

f:id:tabi-kurage:20171102211113j:plain

 
ここに決めた!
 
すると、続々と到着した顔見知りトレッカーたちも、同じ宿に泊まってくれた。
私、ちょっとお手柄気分。
 
この宿には、久々にWiFiもある。
最初はそれも決め手の一つだったんだけど、繋ぐのはやめておこうと決めた。
私はここまでインターネットとは離れて生活をしてきた。
なんだかこのまま隔離された世界で数週間を過ごすのも、貴重な体験かなと思って。
 
親しい人に生存報告くらいするべきなんだろうけど。
ごめんなさい。必ず生還するので許してね...!
 
 
ディネスが、テンプルを見に行こうと誘ってくれた。
丘の上にある寺院。
寺院の中に入るのは初めてだ。
 
 
ここは丘の上だから、眺望もよい。
どっちが東でどっちが西だろうか。
サンセットかサンライズが、綺麗に見られそうなんだけど。
(でも曇ってるからな)
 

f:id:tabi-kurage:20171102211117j:plain

 
 
夕食を食べにダイニングに行くと、既に8人ほどが2グループに分かれて集っていた。
う~、、、こういう雰囲気は苦手。
 
本来なら、何食わぬ顔で端っこに一人でいるタイプの私。
だけど、そういう「日本での私」は捨てなくてはね。
 
1グループは、先ほどから何度も顔を合わせている人たちだった。トランプをしている。
オランダ人親子(父:マイク、息子:ローメン)、ドイツ人青年、国籍不明の丸眼鏡の人。
 
私も、なんとゲームに加えてもらえることになった。
(近くに座ってみたら、彼らから誘ってくださった)
 
いや、でもルールわからん。。。
 
「ルールがわからないので、見学してますっ!」と言うも、ノープロブレムだそうだ。
 
一通り説明してくれたけど、早口すぎて意味不明。(←早口じゃなくてもわからないと思うけど...)
とりあえず、やってみる事にした。
 
なんとなく、「大富豪」に近い感じのゲームだ。細かいルールはわからないけど、大枠は把握できた。
 
それにしても、いつもは自室で過ごすことが多いから、こういう「旅人の集い」に加わるのは初めて。
なんだか凄く楽しい。楽しすぎて、自然と笑みがこぼれ落ちる。
トークだったら付いていけないけどね、ゲームだったら皆と同じリアクションが取れる。
 
しかも勝っちゃったよ。それも2連勝。
 
 
またすぐに逢うかもしれないし、もう二度と逢わないかもしれない人たち。
「一期一会」という言葉がしっくりくる。
 
こんな言語が不自由で人見知りな私を受け入れてくれてありがとう。
とても楽しい、ヒマラヤの夜。
 
 
ローメンが「星がキレイだよ」と教えてくれたので見に行ってみた。
 
うん、凄く綺麗。大粒の星が空一面に輝いている。
ゲストハウスの明かりがなければ、もっとよかったのにな。