seamoon

見晴館で朝を待つ。<本7合目>

本7合目、見晴館。

ここは、標高3,200mの世界。
 
到着後すぐに、受付で会計を済ませる。
食事の前に本日の寝床に案内して頂く。
 
山小屋には部屋なんてない。
ベッドにずら~っと敷き詰められた布団で、みんなで雑魚寝。
布団は2人で1つ。
 
昔は、頭と足を互い違いにさせて、
無理やりギュウギュウに詰められていたみたいだけど、
今はどこの山小屋もそこまでの人数は受け付けていないみたい。
せいぜい2人で1つの布団をシェアするくらい。
 
隣が知らない人になるんだけど、
女性の隣は女性、男性の隣は男性となる様に気を使った配置にして頂けるので安心。
 
もちろん、同行者同士は男女関係ない。
グループの端と端同士が同性になるということ。
 
私の隣は、優しそうな初老の女性。
「よろしくお願いしますね..♪」と、笑顔で挨拶してくれた。
いい人そうで良かった。
 
この歳になっても夫婦で仲良く富士登山。
それも山小屋で若者に混ざって雑魚寝できるなんて。
とても素敵で憧れる。
私も未来の夫と、そんな老後を迎えたいな。
 
そして相棒P氏の隣は男性グループだから、なんだか騒がしそう。
どんまい..!笑
 
 
見晴館での夕食はカレー。
去年は1口しか食べなかった。
それも朦朧とした意識の中、無理やり口に詰め込まれた状態。
 
今回は、きちんと自分の力で食べることができた。
しかも完食。
それだけの事なのに、なんだかとても嬉しい。
 

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夕食の後は、少し外を散策。
陽が落ちようとしている。

 

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雲の間に少しだけ除く空。
 
明日は晴れるだろうか。
上の段の雲さえ晴れてくれれば、綺麗なご来光が見えそうなんだけど。
 
ちなみに、富士山に登ったからといって必ずご来光が見れるとは限らない。
去年は曇っていて何も見えなかった。
 
こればっかりは、自然に任せ。
 
 
20:00。
翌日のご来光に備えて早めに就寝。
 
疲れているとはいえ、こんな時間に眠くならないんだけどね。
 
さて、ここから1時間に1回のペースで目が覚める事になる。
 
何故って、やっぱり高度に身体が慣れていないから。
そして眠ると呼吸が浅くなる為、起きているより酸素の取り込み量が少なくなる。
 
辛くて起きる。
外に出て深呼吸。
これを1時間ごとに繰り返す。
 
外では、夜間登山で頂上を目指す人たちが休憩をしている。
 
上を見上げると、ヘッドライトの光が列をなして点々としている。
 
眠ると辛くなるし、いっその事このまま登ってしまおうかと本気で思ったけど、
計画外の事をする方がリスクが高いかもしれないと思い、やめる。
 
あぁ、早く朝にならないかな。