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~女ひとりでインド・ネパール旅~

■カテゴリー(目次)

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■□インド亜大陸周遊記□■

~75日間、インド・ネパールひとり旅の記録~

 

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▷ヒマラヤトレッキング(エベレスト) カテゴリーの記事一覧 - sea moon

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▷英語留学inインド カテゴリーの記事一覧 - sea moon

 

■□短期旅行□■

~1泊から1週間程度までのショートトリップ~

 

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ヒマラヤトレッキングに行くには(1) -ヒマラヤトレッキングとは?-

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今まで行った中で、どの国が一番好き?

 

...と聞かてれも、一番なんて選べません。

 

その代わりに、いつもこう答えます。

 

一番好きな「国」は選べないけど、一番好きな「場所」はヒマラヤです!って。

 

「ヒマラヤか~、興味あるんだよね。どうだった?」

なんて聞かれたら、意気揚々と何時間でも語ることができます。

 (ウソです。口下手なので語れません。これはスピーキングの弱さをライティングで補うためのブログです。)

 

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旅中のブログは「日記」として、旅の雰囲気や私の心情をメインに綴っていました。

「情報」なんて皆無。誰の役にも立たない自己満足ブログです。「自己」はめちゃくちゃ「満足」したので別に良いのですが。

 

だけどせっかく行ってきたので、「実際に行きたい人向け」に、少しは役に立ちそうな情報をまとめてみようと思います。不定期更新で。

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そんな「情報ブログモドキ」1記事目は、大好きなヒマラヤのお話しにしてみようと思います。

 

▼もくじ▼

 

ヒマラヤって何?どこにあるの?

ヒマラヤは、「ユーラシア大陸」に「インド亜大陸」が衝突したときにできた巨大な山脈です。

ネパール、インド、パキスタン、中国、ブータンの5ヵ国にまたがります。

 

ざっくり言うと、この辺です。ホントにざっくり。↓↓↓

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それは、今から7,000万年前の白亜紀から始まったのだとか。

7,000万年前が途方もなさすぎて想像できませんが。

 

インド・オーストラリアプレートが、15cm/年の速度でユーラシアプレートに衝突。

そして5,000万年前には、両大陸間にあった「テチス海」という海を完全に封鎖したのだとか。

 

 今も、67mm/年の速度で移動をしているから、今後1,000年間の間で1,500kmも移動するだろうと言われています。

1,000年後なんて、人間の文明がどうなっているかさえ想像もできませんが。

 

このプレートの動きが、ヒマラヤ近郊で起こる地震の根源になっているようです。

 

※計算が合わない様に感じるのは、単純に「67mm×1,000年」ではなくて、その内20mm/年分は、圧縮により吸収されるのだとかなんとか。ムズカシイお話しです。

 

世界の標高ランキングを埋めつくすヒマラヤ山脈!とその周辺

世界の標高ランキングベスト10

1 エベレスト 8,848m(ネパール、中国)

2 K2 8,611m(パキスタン、インド、中国)

3 カンチェンジュンガ 8,586m(ネパール、インド)

4 ローツェ 8,516m(ネパール、インド)

5 マカルー 8,485m(ネパール、中国)

6 チョオユー 8,201m(ネパール、中国)

7 ダウラギリⅠ 8,168m(ネパール)

8 マナスル 8,163m(ネパール)

9 ナンガパルバット 8,125m(パキスタン

10 アンナプルナⅠ 8,091m(ネパール)

 

2位の「K2」だけはヒマラヤのお隣の「カラコルム」というエリアにあります。

そしてトップ10の内、オレンジ色の8つの山がネパールにあるという。

ネパールが「トレッキング大国」と言われるのも納得です。

 

そして、このあとのランキングを100位までずらーっと見ていても、その全てがヒマラヤとカラコルム、そしてこの付近の中国の山にあります。

 

世界の標高ベスト100分布↓↓↓

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このエリアを除く最も高い山が、南米大陸アンデス山脈にあるアコンカグア(6,960m)です。(いつか登ってみたいです)

 

ネパールのヒマラヤトレッキングとは?

ネパール政府は、「登山」と「トレッキング」を標高で分けています。

6,000m以下の山々を歩くことをトレッキング、それ以上のピーク(山頂)を目指す事を登山。

登山家からは高額な入山料を取り、トレッカーには気軽に来てもらって地元にお金を落としてもらおうという政策です。

 

エベレストに登ろうとすると、まず入山料で安くても100万円ほど(チームを組んで割り勘した場合)、そしてシェルパの手配やらなんやらで合計700万円~1,000万円もかかるんだとか!

しかしこれは日本のエージェントを通した場合で、現地ネパールで頼むともう少し安くなるみたいです。

もしくは、中国側から登る場合はもっと安いみたいですが、ネパール側と比べて難易度が高く、登頂率がうんと下がるんだとか。

 

詳しくは、実際に挑戦する事になったら記事にしてみようと思います。(←誰かお金貸してください)

その前に肉体改造が必要ですが。

 

ちなみに、エベレスト街道をトレッキングした私は、パーミッション代として合計7,300円払いました。お手軽!

値段はエリアやルートによって変わります。(詳しくは後述)

 

ヒマラヤトレッキング3つのエリア

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トレッキングコースは、主に3つのエリアに分かれます。

 

①アンナプルナ山域

 

拠点は「ポカラ」とう町です。

午前中にポカラから北を仰げば、壮大な7000m越えの山々を望むことができます。

 

アンナプルナ山域は、他のエリアと比較しても高山病のリスクが少ないようです。

そして、1泊2日のミニトレッキングから、2週間ほど歩く本格トレッキングまで、時間と体力に合わせてコースを作ることができるのが魅力です。

あと、トレッキングエリアに天然の温泉が湧いているのも魅力です!(温泉施設ではないので、水着の用意は必須です)

 

②ランタン

 

1949年にイギリス人探検家ティルマンが「世界で最も美しい谷のひとつ」と紹介して注目を集めました。

日本人の多くは「アンナプルナ山域」か「エベレスト街道」を選んでいる印象ですが。

そういえば、エベレスト街道で出会ったトレッカーが「この後はランタンに行くよ」と言っていたのだけど、彼はティルマンと同じ「イギリス人」でした。

イギリスでは有名なのかしら?

他のエリアと比べて緑が濃く、動植物も豊富なので、バードウオッチングや花に詳しい人には絶好のトレッキングになるだろうとの事です。

 

③エベレスト街道

 

何といっても、世界最高峰のエベレストを間近に見る事ができるのが魅力です。

エベレストベースキャンプへ続く道ですので、エベレストに挑戦する登山家も通る道です。

トレッキングルートの最高峰「カラ・パタール」を目指せば、最高で5550m地点に立つ事になるので、最も高山病のリスクが高いエリアです。

高山病怖い...。

このエリアは、「サガルマータ国立公園」とも呼ばれていて、世界遺産に登録されています。

 

私は、「エベレスト街道」に挑戦しました。

...ので、次回からはエベレスト街道をメインに語ろうと思います。

 

 つづく。

 

エピローグ ~女ひとりでインド旅~

 
女一人でインド旅。
 
3年前にインドを訪れたときは、彼らを「インド人」として色眼鏡で見ていたような気がする。
私とは違う人びと。何かのショーでも見に行くような...そんな感じ。
今思えば、とっても失礼。
「ツアー旅行」だったのもあるし、何より思考がまだ幼かったんだと思う。
 
若い子より活発ではないけれど、歳を重ねるごとに落ち着いた視点で世界が見れるのだから、「旅は若ければ若いほどいい」説には異論。
 
 
誰が言い出したのか、「世界三大ウザい国」と言われているインド。
インターネットには、インド旅行でのトラブルや、インド人がいかにウザくて嘘つきなのかが面白可笑しく書かれている。
 
私もそんな印象でインドへ行ったし、そんな彼らとのバトルが楽しみの一つでもあった。
 
だけど、私が思う「インドの魅力」って、そこじゃない。
 
 
インド人は優しい。
 
困っていれば、いつだって助けてくれる。
困っていなくても、手伝おうとしてくれる。
 
それがとても有難く、助けになった事もあった。
見返り欲しさが丸見えで、鬱陶しいとしか思えない事もあった。
 
だけどそれでも、そんな交流が楽しいなと思う事の方が多かったかな。
 
朝は、ローカルに混ざって一杯10ルピー(18円)のチャイを飲む。
 
ローカルバス乗り場に行けば、私の乗るべきバスを教えてくれる。
バスが満席で立っていたら、おばあさんが自分の席を半分譲ってくれた。
バスが目的地に近づけば、「ここだよ!」とみんなで教えてくれる。
 
観光地では、あれこれ説明してくれる親切な人もいた。
そのあとでガイド料を要求するという手口もあるみたいだけど、私はそんな目には合わなかった。
 
良く聞くリクシャーワーラーとのトラブルも、大した事はなかった。
目的地より少し手前で降ろされたり(そんな時は少なめに払って問題なかった)、遠回りしたから10ルピー(18円)多めに払えと言われたり(もちろん払わない)、そんな程度。
 
嫌いな町が3つほどあるけど、好きな町の方が断然多い。
 
 
う〇こを踏まずして歩くことができない町もあった。
 
朝10時発の長距離列車に乗ろうとしたら、13時間の大遅延に遭って、夜の11時にようやく出発した事もあった。
夜寝ていたら、私の寝台にインド人男性が2人も勝手に腰を掛けていた。
 
詐欺に遭って困っている大学生にも会ったし、少額の誤魔化し程度なら私も何度も体験した。
 
トイレで浴びるバケツシャワーには、もう驚かない。
 
だけど、それが「インドの全て」ではない。
 
インドは助け合いの国。
インド人の多くは、優しい人たち。
 
 
インドは広い。
 
たった5日間じゃあ「インドの全て」なんてわからないと思った3年前。
西の砂漠、南のオアシス、東のガンジス川...まだまだ行かなければならない所は沢山あると思った。
 
だから長期で来てみたインド。
だけど、やっぱり「インドの全て」なんてわからない。
 
インドは広い。
途方もなく広い。
 
大気汚染の激しい街中、広大なデカン高原、見渡す限り何もない砂漠、何百何千もの歴史が詰まる遺跡。
優しい人も意地悪な人もいるし、裕福な人も貧しい人もいる。
ヒンドゥー教徒イスラム教徒、仏教徒キリスト教徒...いろんな宗教の人と出会った。
 
何度行っても、「インドの全て」なんて永遠にわからないんだろうな。
 
 
また、ふっと「呼ばれる」かもしれない。
そんな気まぐれな、「インド」という国。
 

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※大きなトラブルもなく帰国できたのは、自分なりの危機管理は終始怠らなかったからでもあります。

「日本の常識」のまま渡航すれば、当然トラブルが伴いますので、将来行く予定の方はご留意下さい。

 

 

インド亜大陸周遊記・完

 

 

 

 

 
 

75日間のインド旅 ~ルート・費用・ダイジェスト~

■日程:2017/11/10~2018/01/24

 
■ルート

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【ネパール】ルンビニ【インド】ゴーラクプル→バラナシ→ブッダ・ガヤ→デリー/グルガオン→ジョードプルジャイサルメール→ブージ→アーメダバード→アウランガーバード→ムンバイ→ハンピ→(マンガロール)→アレッピー→コーラム→(トリバンドラム)カニャクマリ→チェンナイ→【マレーシア】クアラルンプール→【日本】大阪
 
※( )内、都市名は乗り換えで降りただけの都市。
 
 
◇◆ルンビニからゴーラクプルへ◇◆
 

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人生初の陸路国境越え。
前夜はドキドキだったけど、スムーズにゴーラクプルまで辿り着く事ができて拍子抜け。
「ゴーラクプル」は、インド旅行始まりの町。
だけど、こんな旅路になるなんて、この時の私は全く予想できていなかった。
 
 
 
◇◆バラナシ◇◆
 

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ガンジス河(ガンガー)にその遺灰が流れれば、輪廻転生からの解脱を得られるのだとか。
遺灰、死体、糞、尿、洗濯水...何でもありのガンガー。
火葬場であり、洗濯場であり、子供たちの遊び場であり、そして真面目な信者の沐浴の場であり。
イメージされている混沌世界の「ザ・インド」は、ここなんじゃないかな。
 
この町で、ローカル食堂やローカルなチャイ屋さんで過ごす事の魅力に取りつかれた。
 

 

 

◇◆バラナシからブッダ・ガヤーへ◇◆
 

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朝10時発の電車に乗ろうと駅に行ったら、午後2時発に変更されていた。
その後も、電光掲示板の表示はどんどんと更新されて行って、ついには午後9時半になっても来なかった。
「インド旅行で最も辛かった経験」って、たぶんこれだ。
結局、13時間の大遅延を経て、午後11時にようやく出発した。
 
だけど乗ったら乗ったで、私の寝台席では勝手に誰か寝ているし。
私が寝ていたら、インド人男性が2人ほど勝手に私の寝台に一緒に腰かけているし。
「インドの洗礼」をたくさん浴びた移動。
 
この事がトラウマになって、この旅のほとんどが「バス移動」になった。
 
 
◇◆ブッダ・ガヤー◇◆
 

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仏教徒の聖地。
ブッダが悟りを開いた場所。
 
嫌いな町ナンバー2かな。
もう二度と行かない。
 
だけどそんな町でも、チャイ屋さんは私を癒してくれる。
 
 
 
◇◆グルガオン(英語留学)◇◆ 良かった体験NO1☆
 
デリーの近くのグルガオンで、5週間の英語留学。
正直、こんな短期間で成果を実感できるか疑問だったけど、素晴らしい5週間を過ごすことができた。
今回のインド旅で1番良かった体験。(旅じゃないのに!)
 
 
◇◆ジョードプル◇◆
 

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西インド旅の始まりの町。
 
この町で、西インドが大好きになった。
混沌とした「北インド世界」に対して、エキゾチックで魅惑的な「西インド世界」。
 
ハローと笑顔で挨拶を交わし合う。
この外国人から金をむしり取ってやろうという卑しさが全く感じない。
ただただ、温かい人間同士の交流。
 
この先、西インドではどの町もそんな感じ。
 
◇◆ジャイサルメール◇◆ 好きな町NO1☆
 

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パキスタンとの国境までわずか150kmの地点にある、砂漠の町。
美しいイスラム建築が残る街並みは、とても素晴らしかった。
そしてお城の城壁の中に滞在できるというのも素敵。
穏やかで優雅な気分の滞在。
 
そしてニューイヤーを砂漠で迎えるべく、人生初のキャメルサファリに参加。
トイレは青空だし、シャワーは浴びないし、夜は野宿だし。
そんな事はどうでもいいと思えるくらい、自然を感じる旅というのは素晴らしいと思った、2泊3日の砂漠の旅。
 
 
 
◇◆ブージ◇◆
 

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ホワイト・ラン(ホワイト砂漠)が目的で訪れた町。
 
第一印象から、「この町好き!」と思えた。
住民とのふれあいが、楽しかったなと思う町。
 

 

 

◇◆アーメダバード◇◆
 
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次の町への起点。
何処へ行くにも、だいたいはこの町を通る。
1泊だったけど、結構精力的に観光をして回ったなと思う町。
 
 
◇◆アウランガーバード◇◆
 

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壮大な石窟寺院が残る「アジャンタ」、美しい壁画が残る「エローラ」、美しい砦「ダウラタバード」など、素晴らしい遺産への起点の町。
外国人を珍しがって喜ぶ子どもたちとの交流が、とても思い出深い。
 
 
 
◇◆ムンバイ◇◆
 

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インド中の「富」と「貧」が集まる大都市。
美しい西洋風の建築物が立ち並び、交通整理もされていて、トイレの手洗いが自動だったりもする。
一方で、アジア最大のスラム街を持つのも、ここムンバイ。
 
色々と感じる事の多かった町。
 
 
 
◇◆南インド(ハンピ→アレッピー→コーラム→カニャクマリ→チェンナイ)◇◆
 

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あまり好きになれなかった南インド
わずか1週間で帰国する事に。
 
 
 
■費用(留学中を除く42日分)
 
【合計】104,719円(1ルピー≒1.8円)
 
【食費】24,431円
 
*1日平均:約581円
 
*割と1日3食取る事が多かった。
 
【宿泊費】29,470円
 
*1泊平均:950円(移動日を除く31泊分)
 
*全て個室利用、WiFiあり、ホットシャワーあり。
 ドミトリーに泊まったり、SIMカードを持っていればもっと安く済んだと思う。
 
【交通費(長距離)】16,956円
 
*1区間平均:1,413円(12区間分)
 
*町から町への交通費。
 アレッピーからコーラムへの船代は含まず。(ツアー費に含む)
 
【交通費(短距離)】4,648円
 
*1回平均:101円(46回分)
 
*市内移動の為のリクシャー代、タクシー代など。
 
【観光費】5,958円
 
*1ヵ所平均:496円
 
*観光地への入場料、カメラ持ち込み料など
 
【ツアー代】9,990円
 
*キャメルサファリ2泊3日(ジャイサルメール)6,840円
*ホワイト・ラン リクシャー代(ブージ)2,700円
*ホワイトラン地区 パーミッション代(ブージ)450円
 
【雑費】5,153円
 
*日用品、衣服、寄付など。
 
【嗜好品】886円
 
*お菓子やアイスなど
 
【飲み物】3,807円
 
*水、ジュース、チャイ、ラッシーなど
 
【その他】3,420円
 
*ヘナタトゥー 450円
SIMカード(※使ってないけど)1,170円
 
 
...以上っ!
 
 
 
 
 

南インド総集編 ~女ひとり南インド、敗北~

2018/01/16~2018/01/24 南インド(South India)
 
北インドよりも人々が穏やかで素晴らしいと聞いていた。
そしてそんな南インド旅の始まりは、どの旅人も絶賛する「ハンピ」という町。
旅人の沈没地としても有名なハンピ。
 
※沈没…旅人用語。居心地が良すぎて、ダラダラと数週間~数か月も滞在してしまう事。
 
ハンピの景色は、確かに素晴らしかった。
だけどそのハンピで、私は1泊しかしなかった。
 
南インド自体も、私はわずか1週間しか耐えられなかった。
急きょ航空券を手配して、私は逃げる様にインドを出国した。
まだまだ行きたい町はたくさん残っていたのに。
 
これ以上この場所にいたら、「インド自体」を嫌いになってしまいそうだったから。
 
私は、南インドが嫌い。
 
私が男なら、もしくは1人旅ではなかったら、 南インドが好きになったかもしれない。
 
だけど「女」で「一人旅」での南インドは、不快な旅でしかなかった。
 
確かに、声を掛けてくる人の総数は減った。
だけど声を掛けてくる人ひとりひとりの質が変わった。
ローカルと関わる度に、私の不快指数がどんどん上昇していった。
 
そして不快の原因は、大まかに2パターン。
 
私を「女」として見てくる、セクシュアルハラスメント的な不快感。
私を「外国人」として差別的な目で見てくる、高圧的な態度への不快感。
 
南インドは教育水準が他と比べて高いから、高飛車になっているという面もあるんだろう。
 
だからこの期間は日記を書いていないし、思い出を語る気にもなれない。
だけど「景色」は美しかったから、ダイジェストでまとめる事にした。
 
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■「ハンピ」
旅人お勧め度No1の町。
 
大岩が織りなす光景が、なんとも素晴らしい。

 

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だけどメインの「ハンピ村」は、政府の方針で宿泊ができなくなっている。
日本人に大人気の宿もこのハンピ村にあって、美しい岩の町の麓で過ごすのが醍醐味だったみたい。
宿泊禁止になったのが最近だから、この先の旅人の感想がどう変わるのかは未知数だけど。
 
今は、「ハンピ村」の対岸にある「ヴィルーパプール・ガッディ」に滞在ができる。
のどかで素晴らしい場所なのだけど、ハンピ村に観光に行くのに逐一船を待つ必要があるのが難点。(片道20ルピー/36円)

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そしてこの街も間もなく宿泊禁止になって、バスで30分のホスペットという町から通う事になるらしい。
ハンピ村へ入るのに入村料を取り、村ごと観光地化する計画なのだとか。
ホスペットは普通の雑多な町だから、「のんびり滞在」が人気だったハンピの魅力は、少なからず下がってしまうんじゃないかな。
 
村の賑わいから離れて、岩山歩きをしている時は楽しかった。
 

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そして「ヘナタトゥー」初体験。
「ヘナ」という植物を使って描くタトゥーで、インドの多くの女性が入れている。
2~3週間ほどで自然に消えるから、とってもお気軽。
 
描いてもらった直後は、焦げ茶色。
 

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そして乾いてポロポロと剥がれ落ちた後に、タトゥーとして跡が残る。
 

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ハンピに到着した翌日、急きょ次の町への夜移動を決意した。
 
決め手は、宿のスタッフ。
初日の夕方、ハンモックに腰を掛けてくつろいでいたら、後ろから両手で目隠しをされた。
それって、高校生くらいのカップルがやるやつ!
 
その事をきっかけに、私を見かける度にしつこく纏わりついてくる様になった。
私ははっきりと不快感を示しているというのに。
外で何があっても、宿は憩いの場であってほしい。
 
わずか1泊。さよならハンピ。
 
夜行バスと電車を乗り継いでケララ州「アレッピー」へ。
 
 
ケララ州「アレッピー」→「コーラム」
 
 
ここで初めて、南インド料理を食べた。
海に面したケララ州は、インドでは珍しく「魚」が名産。
そして南インド料理は、バナナの皮に包まれて出されるスタイル。
 

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ケララ州へ来た目的は、「バックウォーターの旅」をする事。
次の町「コーラム」までバスで1時間半で行けるのに、運河沿いを船で8時間かけて移動する。
 
アレッピーは、何となく居心地の良さを感じた。
夜に着いて朝に出発しただけだから、何とも言えないけど。
だけど宿が1泊分しか確保できなかったし、バックウォーター以外に目的もなかったから早々に去った。
 
のんびりとした船の旅。
 

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もし1人旅じゃなかったら、「ハウスボート」という宿泊用の船に乗ってディープな場所まで行きたかった。
だけど私1人の為に「船長」や「専用のコックさん」まで付ける旅なんて、気分的に贅沢過ぎると思ってやめた。
 

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途中で2回、休憩の為に船を降りる。
1度目は食事休憩。
2度目はお茶休憩。バナナのお菓子を食べた。
 

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船員さんが、もうすぐ像が見えてくるよと教えに来てくれた。
この船は、船長さんも船員さんも感じのいい人。
 

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そして陽が落ちたあと、「コーラム」に到着。
 
宿の目星が全くついていない。
ふらふらと彷徨う。
 
ローカル風の「Hotel」を見つけて尋ねるも、「ここに部屋はないよ」と言われる。
「満室」という意味ではなくて、「ここは宿泊施設じゃない」という意味で。
 
え?でも「ホテル」だよね??
 

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そんな事を2~3件繰り返す。
諦めて、少し高そうなホテルに行ってみる。
 
そこも「ホテル」じゃなかった。
 
え?「プリンスホテル」だよね??
 

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2時間くらい探しても見つからない。
もう仕方がないから、明らかにホテルとしか思えない建物に入る。
 

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ホテルだった。
 
だけど1800ルピー(3240円)もすると言う。
「ディスカウントして~(泣)」と泣きついたら、900ルピー(1620円)にまけてくれた。
 
※後でわかった事だけど、南インドでは「レストラン」の事を「ホテル」と呼ぶらしい。私は、レストランに入って「部屋は空いてますか?」と聞いて回っていたわけだ。
 
 
■「カニャクマリ」
 
インド最南端の地。
太陽が海から昇り、海に沈む場所。
アラビア海、インド洋、ベンガル湾の、3つの海が混ざる場所。
 
長い旅の果てに、ようやく辿りついたという旅情感に浸れる場所かと思っていた。
 
だけどこの町は、本当に最悪。
ごめんだけど、ブッダガヤーの時みたいに「この町のいいところを探しに行こう」とすら1ミリも思えなかった。
最南端の地点だけさらっと見に行ったら、あとはホテルに引きこもっていた。
「インド料理」すら食べる気分になれなくて、不味いホテルのトーストとクッキーで空腹を満たした。
 

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西インドの旅を経てこの国が大好きになっていた私は、西インド人とのギャップを受け入れられなかった。
 
WiFi」使えると言うからチェックインの手続きをしたのに、実際は使えなかったからキャンセルをしたら怒鳴られた。
(もちろん入室前。チェックイン中のレセプションにて。)
「なんでだよ!!!!金払え!!!!おい!!!!」
 
物乞いの女性に、「金を出せ!!!!!」と激しく言い寄られた。
 
記念館に入ろうとしたら、「寄付を払え!!!!!」と高圧的に要求された。
 
断っても断っても、客引きがストーカーの様に付きまとってくる。それも何人も。
 
若い男たちに「一緒に写真を撮ろう」と言われて断ったら、悪態をつかれた。
その後もジロジロとずっとこっちを見てくるから、私は立ち去らざるを得なかった。
 
人目を避けて、一人岩陰で海を見ていたら、遠くから私を発見した男たちが、わざわざ岩を越えて傍に寄って来た。
「一緒に写真を撮ろう」
断っても断っても傍から離れないから、私が怒った様子で立ち上がってその場を離れようとすると、
「ごめんごめん!わかったから、ここにいていいよ!」
と慌てて止められたのだけど、私は振り返らずにプンスカと立ち去った。
 
宿は大きな中級ホテル。...とは言っても1泊1000ルピー(1800円)だけど。
さすがに不快な態度を取るホテルマンはいない。
 
ホテルなのに「今までどこを旅したの?」「隣の〇〇っていう町がお勧めだよ」なんて穏やかに世間話をしてくれる。
ホテル内では、安心して過ごすことができた。
 
用もないのに夜や朝に内線電話がかかってくる。
 
「チェックアウトは明日?」
「今日はもう寝るの?」
「おやすみなさい」
 
「おはよう」
「チェックアウトは今日だよね?」
「何時に出るの?どこに行くの?バス?電車?」
 
私はこれを変だとは思わなかった。
だけど帰国後に人に話したら、それは変だと言われた。
他の人々が強烈過ぎて、感覚が麻痺していたのかもしれない。
 
 
本当はこの後に行きたい町が何ヵ所かあったのに、私はここから15時間も列車に乗った先にある「チェンナイ」まで、一気に北上する事にした。
チェンナイには1泊もせず、そこからマレーシアのクアラルンプール経由の飛行機に乗って、日本に帰る。
 
カニャクマリの滞在はわずか2泊だったけど、それでも長くて耐えがたかった。
早く日本に帰りたかった。
やりきって、清々しく帰国するわけではない。
逃げ帰る様に終わった、私のインド旅。
 

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西インド旅終了!南インドのハンピへ向かう(ムンバイ→ハンピ)

2018/01/15~2018/01/16 ムンバイ(Mumbai)→ハンピ(Hampi) India
 
ランチを食べに、オリンピア・コーヒー・ハウス(Olympia Coffee House)」に行く。
ここへ来るのは、実は3回目。
 
席に着くなり、店員が聞いてくる。
「マトン・マサラ、ハーフサイズのライス、スイートラッシーでいいですか?それとも、違うメニューにしますか?」
 
それは、昨夜私が注文したメニュー。よく覚えているね、なんだか恥ずかしいんだけど。
恥ずかしいなと思いつつも、全く同じメニューを注文する。
 

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チェックアウトは12:00。
滞在中、宿で朝食を2食分食べたのだけど、合計で200ルピー(360円)だった。
物価の高いムンバイ、毎食この宿で食べればよかったなと今更後悔。
 
ロビーでのんびりしてから、ムンバイセントラル駅近くにあるバス会社へ向かう。
そこで斡旋してもらったタクシーに乗って、バス乗り場に行く。
30分以上は乗っていたかと思うんだけど、料金はわずか173ルピー(311円)だった。
この町では、タクシーが安価に利用できるみたい。
 
着いたところには沢山のバス会社があって、ここで車内食用にお菓子や飲み物も買えた。
 

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そして順調に、「ハンピ」行きのバスに乗車。
 
うとうとしながらのんびりくつろいでいたら、突然大音量でインド映画が流れ始めた。
 

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こんなの望んでないんだけど!
煩いな!
 
予想外過ぎて、思わず声を出して笑ってしまった。
 
これが「インド」なんだなと思ったら、なんだか可笑しいし愛おしい。
 
ヒンディー語だし意味わからないなと思いながら聞き流していたら、たまに英語で喋りだしたりする。
登場人物によって、使う言語が違うみたい。
 
途中の休憩所でトイレを済ませてバスに戻ろうとすると、
「あと30分は外にいていいんだよ、食事を取りなさい」と、運転手に笑顔で教えられる。
 
私、長距離移動中や出発前数時間は食事を取らない事にしている。
トイレに行きたくなったら困るから、いつも車内でクッキーをかじる程度。
 
だけどそんな風に笑顔でお勧めされちゃったらね、流されるしかないよね。
 
注文して出てきたビリヤニは、とてもボリュームたっぷりだった。
これは半分くらい残しそうだなと思いながら、頑張って3分の1だけ食べた。
(ゴメンナサイ...。)
 

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トイレに行きたくなりませんようにと願いながら、映画が終わって静かになった車内で眠る。
 
 

インド人の女の子とゆく、アジア最大のスラム「ダラヴィ」

2018/01/14 ムンバイ(Mumbai) India
 
今日は、インド人の女の子とデート。
彼女とは、語学留学の為に滞在していたグルガオンという都市で出会った。
その時はたまたま出張でグルガオンに来ていて、彼女の本拠地はここムンバイ。
日本語がペラペラな、キュートな女の子。
 
12時に、インド門の前で待ち合わせ。
家はとても遠い所にあるというのに、わざわざここまで来てくれるという。
 
だけど、こんなにたくさんのインド人の中から、彼女を見つけられるか心配。
向こうが私を見つける方が簡単だと思うので、それに賭けよう。
私はWiFi環境がないと彼女と連絡が取れない。
こういう待ち合わせって、大変だ。
 
10分ほど経って、彼女が「ごめんなさ~い!」と両手を合わせながら走って来た。
よかった!無事に逢えた!
 
彼女が選んだお店でランチを食べる為に、タクシーに乗る。
運転手も詳しい場所はわからないみたいで、人に尋ねながらタージ・マハル・ホテルの裏手に着く。
ここは...歩いてこれる距離だよね。...なんて言えないけど。
 
入り口にガードマンがいる、立派なお店。
中も素敵な、モダンな雰囲気。
 
お肉とパスタをシェアして食べる。
美味しすぎる...!
 

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彼女が店員さんと英語で会話をしている。
 
相手の顔を見て、英語が話せそうな人だと思ったら英語で話すんだって。
思考をするときはヒンディーだし、話す時もヒンディーの方が得意。
だけど、練習の為になるべく英語を使いたいと。
 
そうなんだね、インド人同士なのに英語で会話するって不思議だけど。
だけどインドには多くの言語があって、ヒンディーを話せないインド人もいる。
だからやっぱり英語で話すのが一番なのだ。
 
お会計は、彼女がしてくれた。
私は払いたいと言ったのだけど、払わせてくれなかった。
 
 
歩いて駅に向かう。
今日の目的は、アジア最大のスラム「ダラヴィ」
 
液へ向かう途中、野外に椅子と机が並んでいるスペースがあったから、「ここは何か」と彼女に聞いてみた。
すると、そこにいた人に聞いてくれて「ここは勉強をする場所だ」と教えてくれた。
凄い...簡単に話しかけちゃうんだね。知らない人なのに。
 
駅に着くと、チケットブースは長蛇の列。
だけどインドのクレジットカードを持っていれば、自動発券機を使う事ができる。
彼女が2枚分発券してくれたから、私は現金で払おうとするのだけど、受け取ってくれない。
タクシー代もランチ代も払ってもらっちゃったし、申し訳なさすぎる。
「申し訳ないよ、払わせて」と言うんだけど、どうも日本語だと柔らかくなってしまう。
「I want to pay!」と、英語で強めに言ってみた。
意味なかったけど。
 
彼女とは、基本的には日本語で会話をする。
だけど彼女もまだまだ勉強中の身なので、日本語で不足がある部分は英語になったりする。
 
だけど英語で少し「補足」をしたら、流れで「ペラペラペラ~」っと英語になっちゃう時があるから困惑。
私、語学留学をしていたとはいえど、そんなに喋れないからね!...っと伝わっているんだろうか。
 
電車内に、女性と子供が座り込んでいた。
 
彼女「彼女たちも物乞いだよ」
私 「彼女たちは、仕事に就くことはできないの?」
彼女「できる。だけど、しない。」
私 「何で?」
彼女「まず、自信がないから。それに、物乞いをする方が楽。」
 
止む負えず物乞いになった人だけではなく、望んで物乞いをしている人たちもいるのだ。
そういう人たちが、インド各地から遥々ここムンバイへやってくる。
華やかな世界を求めてやって来る豊かな人々もいる反面、貧しい人々も集まってくる。
だから、こんなにも大きな「貧」と「富」のギャップが共存しているのだ。
 
 
ムンバイには、腕や足を欠いた人や両目が潰れている人がたくさんいる。
その事について、彼女に尋ねてみた。
「物乞いの為に自ら、または幼いころに大人にやられたのか」と。
 
ネパールのカトマンズでも、ネパール人の友人に同じ質問をした事があった。
彼は、2つの理由を教えてくれた。
まず1つは、生まれつき。
母親が妊娠中に満足に栄養が取れなかったり、お金の為に出産ギリギリまで仕事をしてしまった事が原因。
もう1つは、交通事故。
 
彼女は、「スラムドッグミリオネアを見たんですか?」と聞いてきた。
まさに、その通りだった。あの映画には、そういう描写があった。
だけど彼女は、「わからない」と言う。
そうだよね、私だって日本のホームレスのバックグランドなんて知らないや。
 
だけどネパール人の彼が言う理由だけだとしたら、その全員が「男性」というのは不自然過ぎる。
「女性」はわざわざ哀れな外見にしなくても、他にも稼ぐ手段があるからそうしないのではないか。
やはり「男性」は故意にそうなっているのではないか。
そしていくらなんでも、自分の意思で大切な身体を傷つけたいわけがない。
幼いころに、大人にやられたのではないか。
そんな風に思うのだけど、実際のところはわからない。
 
 
目的の駅に着いた。
線路沿いは、既にスラムだった。
 

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階段を下りていくときに、2人の男性とすれ違う。
彼女が、彼らの会話を翻訳してくれた。
 
「1人はインド人だったけど、もう1人はネパール人だったね」
 
私、中国人や韓国人に見られる事はよくある。
同じ東アジア人だもん、それはわかる。
だけど「観光客慣れしていないインド人」からは、たまに「ネパール」や「アッサム(インドの北東の山岳地方)」の出身と間違われる。
どうやら顔が似ているらしい。
不思議。ルーツが一緒なのだろうか。
 
蛇足だけど、たまに「インドネシア人」「マレーシア人」と間違われる事もある。
 
 
皆、線路を渡って行く。
私が「ここを渡るの?」と聞くと、彼女は地元の人に聞いて正式な(?)出口を見つけてくれた。
 
ここまで彼女と行動してわかったのは、知らない人と躊躇いなく会話ができるという事。
日本でだったら、道を尋ねるなどはあっても、「ここで何してるの?」とか「私たちも線路を渡る必要ある?」なんて聞かないよね。
 
私が「ダラヴィの人はどんな仕事をしてるの?」と聞いた時も、「じゃあ、着いたら彼らに聞いてみますね」と言われた。
そんな事、聞けちゃうんだね。
 
私が日本で同じ様に振舞ったら、どうなるだろう。
日本での暮らしが、もっと楽しく豊かになるのかな。
それとも白い目で見られるばかりで、悲しい気持ちになるのかな。
 
 
歩いてダラヴィに向かう。
着いたところは、「いつもの田舎の町をもっと汚く古くした感じ」という印象。
ベースのインドの雰囲気は、あまり変わらない様に感じる。
 

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野菜なんかも売っているし。
 

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「ダラヴィレストラン」もある。

 

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近くに工場あるとかで、水が凄く汚い。
 

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この辺りは、イスラムのエリア。パキスタンの国旗が掲げられている。
 

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いつもより「凄く」古くて汚い町なのだけど、イメージしていた「スラム」とは違う。
「普通」にお店が立ち並んでいて、みんな「普通」に仕事をしていて、人々の雰囲気も「普通」。
もっと物乞いや廃人の様な人がたくさんいて、淀んだ雰囲気の場所なのかと思っていた。
 
ここは、世捨て人の集まる場所ではない。
貧しい人々が、生活費の安い場所を求めて集まってきているだけだ。
みんな、安く普通に生活をしている。
 
路地に入ってみる。
 
ここにも、パキスタンの国旗。
 

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そして、この左の建物は「学校」。
 

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更に路地の路地に入ってみる。
 

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この階段の上にあるお宅にお邪魔させてもらえる事になった。
彼女が、交渉してくれたのだ。
見ず知らずの人に、そんなお願いができるなんて凄い。
 
入ってみて驚く。
 
床はとても綺麗で、水回りも清潔。
もちろん、靴を脱いで上がる。
 

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冷蔵庫も洗濯機もある。
ただ、「狭い」というだけで、それ以外は普通に綺麗なお宅だ。
奥さんも、快い笑顔で受け入れてくれた。
 
ここは、公共のトイレ。
トイレ掃除の人も、ちゃんといるんだって。(中は見ていないけど)
 

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そして、ここで子供たちと写真を撮ったりしながら戯れる。
みんなとても元気が良くて、明るい子たち。
 
しばらく遊んでから立ち去ろうとしたら、一人の子が慌てて追いかけて来た。
 
「さっきは、ネパール人と言ってしまって本当にごめんなさい...!」
 
えーー!別にいいのに!なんていい子なんだろうか。(涙)
きっと彼は素敵な大人になるに違いない。
 
 
あるお宅にお呼ばれをしたので入ってみる。
チャイを振舞ってくれた。
 

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食べ物まで振舞ってくれた。
 

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ここでも、たくさんの写真を撮る。
インド人は、セルフィーが大好きだ。
 
この後も、また別のお宅にお邪魔させてもらった。
 
知らない人を快く招き入れてくれるなんて。
そしてもてなしてくれるなんて。
とても素敵な地域じゃないかと感じる。
 
ダラヴィには、私設の塾もある。
 

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また別の路地に入る。
彼女は怖いから嫌だと言うんだけどね。
グイグイ住民と話しているのは彼女の方なのに。笑
 

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女の子が、「みてみて!」と可愛い小鳥を持ってくる。
男の子が、「みてみて!」と謎の球技を披露してくれる。
 

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あちこちに、神様が祀られている。
 

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室内魚を売っているお店もある。
 

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チャパティの製作所もあった。
 

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インド人はアクセサリーが大好きだから、ずらりとアクセサリーショップも並んでいる。
こんなに高そうなのに...需要あるんだ。
 

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そしてムンバイで有名だという「皮製品」を売るエリアもある。
みんなここに買いに来るのだとか。
 

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別の路地もあったけど、もう入らない。
 
そしてあれは、「スラム」ではないんだって。
古いだけで。高い建物はスラムとは言わないらしい。
 

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そしてこのダラヴィ、政府が改革をしようとしているらしい。
今年か来年には、ダラヴィの人々の為に高層ビルを建設する予定なのだとか。
それは、今この地域に住んでいる人々の暮らしがよくなるからいいね。
だけど、それを求めて更に多くの人がインド中から殺到したら、人口密度が更に上がって不衛生になるんじゃないかと心配になる。
 
全くイメージと違った、アジア最大のスラム「ダラヴィ」。
 
今日は盗難に備えて、貴重品の分散を普段より念入りにしてきたというのに。
全く「怖い」「危ない」目に遭う雰囲気なんて感じられなかった。
 
物乞いや物売りがたくさんいるかなと思って、10ルピー札を沢山用意していたのだけど、1枚も使う事はなかった。
 
人々が温かく、優しく迎え入れてくれる、素敵な町だった。
 
そして彼女がいてくれたから、こんな交流ができたんだと思う。ありがとう!
 
 
帰りの電車をホームで待つ。
たくさんの人が乗っている。
 

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駅に戻って来た。
トイレに寄るついでに、ドーナツを食べる。
これは私が購入。やっと払えた!
 

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...と思ったら、アイスを買ってもらっちゃった。
 

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絶対に知らなきゃアイス屋さんと思わない外見のお店。
凄く美味しい。穴場のアイス屋さん。
 

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そして、彼女のお気に入りの場所「夜のマリーンロード」。
昼に来た時は、あまり感動しなかったのだけど。
夜は湾沿いにたくさんの光が灯っていて、とても綺麗。
「ムンバイのネックレス」と呼ばれているんだって。
 

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たくさんの人が、のんびりと過ごしていた。
 
私たちも、少しの時間語り合う。
2人で出かけたのはこれが最初なのだけど、彼女はとても過ごしやすい時間をくれた。
 
そして、なんとお土産までくれた。
髪留め2つと、インド製のカバンと。
 
何から何まで...おもてなしされすぎて恐縮。
私は彼女に、何もできていないのに。
果たしてこれでいいのだろうか、私は。
 
 
ありがとう。
とても素敵な、ムンバイ最終日。
そして素敵なインド人の友達ができて、とても嬉しい。